機械保全技能士の履歴書の書き方|正式名称と作業名の入れ方

機械保全技能士の履歴書の書き方を紹介する記事のアイキャッチ。応募書類と証書が置かれた机

当サイトの記事は編集部が法令や厚生労働省などの公的機関、試験を実施する指定試験機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内にメーカー・工場の転職サービスへの案内(広告)を含みます。

履歴書の資格欄を前に、『機械保全技能士って、正式名称は何て書けばいいの?』と手が止まっていませんか。作業名まで入れるのか、3級も書いていいのか、細かいところで迷いますよね。

結論から言うと、機械保全技能士の履歴書は「等級+機械保全技能士+作業名」の順で書くのが基本です。例えば「2級機械保全技能士(電気系保全作業)」のように、試験を行う日本プラントメンテナンス協会(JIPM)が示す表記に合わせれば間違いありません。

ここでは、資格欄を4つの要素に分けた早見表と、転職で資格を活かす伝え方をお伝えしますね。

目次

機械保全技能士の正式名称は?履歴書に書く前に確かめること

先に結論

JIPMは、技能士の表記を「等級、職種、作業」の順で示しています。作業名は省略してもよいとされていますが、履歴書では専門が伝わるように作業名まで入れるのがおすすめです。

機械保全の正式名称は、試験の名前なら「機械保全技能検定」、合格した人の呼び名なら「機械保全技能士」です。履歴書の資格欄では、合格した人としての呼び名を使うと自然ですよね。

JIPMが示している表記を、等級ごとに並べてみます。

等級JIPMの表記例
特級特級機械保全技能士
1級1級機械保全技能士 機械系保全作業(電気系保全作業、または設備診断作業)
2級2級機械保全技能士 機械系保全作業(電気系保全作業、または設備診断作業)
3級3級機械保全技能士 機械系保全作業(電気系保全作業)

特級には作業の区分がないので、作業名は付きません。3級には設備診断作業がないので、書けるのは機械系か電気系のどちらかです。

合格証書を手元に置いて書く

書く前に、合格証書を出して等級と作業名を確かめておきましょう。合格証書は、特級・1級が厚生労働大臣名、2級・3級がJIPM名で交付されています。

合格証書が見つからない時の手続きは機械保全技能士の合格証書とカードで紹介しています。

資格欄は4つの要素に分けると迷わない

ここでの結論

履歴書の資格欄は「等級」「職種」「作業名」「取得年月」の4つの要素に分けて考えると、どの級でも同じ手順で書けます。職種はどの級でも「機械保全」で、変わるのは等級と作業名です。

『結局どう並べればいいの?』という時のために、4つの要素で早見表を作りました。この分け方は、この記事で独自にまとめたものです。

要素書く中身書き方の例迷いやすい所
等級特級・1級・2級・3級2級上の等級を持っているか
職種機械保全(技能士の名前で書く)機械保全技能士「機械保全士」と略さない
作業名機械系保全作業・電気系保全作業・設備診断作業(電気系保全作業)特級は作業名なし
取得年月合格した年月令和○年○月合格証書の記載で確かめる
機械保全技能士の履歴書の資格欄を、等級・職種・作業名・取得年月の4つの要素に分けて書き方を示した図解

級別の書き方の早見表

4つの要素を組み合わせると、資格欄はこうなります。年月は仮の書き方なので、自分の合格年月に置き換えてくださいね。

等級資格欄の書き方の例
特級令和○年○月 特級機械保全技能士 取得
1級令和○年○月 1級機械保全技能士(機械系保全作業) 取得
2級令和○年○月 2級機械保全技能士(電気系保全作業) 取得
3級令和○年○月 3級機械保全技能士(機械系保全作業) 取得

試験の名前で書きたい時は「技能検定 2級機械保全(電気系保全作業) 合格」のような書き方もあります。どちらでも伝わりますが、1枚の履歴書の中ではどちらかに揃えておきましょう。

「取得」と「合格」はどちらで書く?

「資格欄の最後は『取得』と『合格』、どっちにすればいいの?」
「技能士って書くなら取得、技能検定って書くなら合格にしておけば揃うよ」

技能士は名乗れる資格なので「取得」、検定に受かったことを書くなら「合格」と使い分けるのが一般的です。技能士の名前で書くなら「取得」、技能検定の名前で書くなら「合格」と覚えておくと迷いません。

年号は、履歴書全体で和暦か西暦のどちらかに揃えます。学歴欄が和暦なら、資格欄も和暦にしておくと読みやすくなりますよ。

書く順番と、書いていいもの・避けたいもの

ここでの結論

資格は取得した順に書くのが基本です。3級でも書いてかまいませんが、学科のみ合格のような一部合格を技能士として書くのは避けます。職業能力開発促進法で、合格していない等級を表示してはいけないと定められているためです。

『3級なんて書いても意味ないかな』と思う方もいますよね。でも、3級は初級の技能者に求められる程度の技能を確かめる検定です。保全の仕事に応募するなら、基礎を学んでいる証として書いておく価値があります。

資格欄を書く時のチェック
  • 等級と作業名が合格証書と同じになっているか
  • 上の等級を持っている時、下の等級を書くかどうかを決めたか
  • 一部合格を技能士として書いていないか
  • 和暦か西暦かを、履歴書全体で揃えたか
  • 「機械保全士」のような略し方をしていないか

同じ作業で上の等級を持っている時

同じ作業で2級と1級の両方を持っている場合は、1級だけを書けば十分です。資格欄が足りない時は、上の等級を優先しましょう。

作業が違う場合は、別の資格として1行ずつ書きます。例えば機械系の1級と電気系の2級を持っているなら、2行に分けて書くと、機械も電気も分かる人だと伝わります。

ほかの資格と並べる時の順番

運転免許や電気工事士など、ほかの資格も持っている方は多いですよね。資格欄は取得した順に並べるのが基本ですが、行が足りない時は応募する仕事に近い資格を優先します。

保全の仕事に応募するなら、機械保全技能士と電気の資格を上の方に書いておくと、読み手の目に留まりやすくなります。

一部合格は「勉強中」として伝える

気をつけたいこと

学科のみ合格の状態で「2級機械保全技能士」と書くのは避けましょう。資格欄には書かず、本人希望欄や面接で「2級の学科に合格し、実技の合格を目指して勉強中です」と伝えれば、前向きな姿勢として受け取ってもらえます。

一部合格の効力や次の受け方は機械保全技能士の学科免除・一部合格で紹介しています。

職務経歴書と面接で資格を活かす伝え方

ここでの結論

厚生労働省の職業能力評価基準では、機械保全の技能検定の資格を取ると技能が社内で認められて地位が向上することが多く、転職時にも資格保有者は有利だとされています。資格名に、どんな設備で何をしてきたかを添えると伝わり方が変わります。

履歴書の資格欄は、名前を書く場所です。何ができるのかを伝えるのは、職務経歴書と面接の役目なんです。

例えば、こんな書き方があります。

  • 保有資格:1級機械保全技能士(機械系保全作業)
  • 担当した設備:生産ラインのモーター・減速機・空気圧装置
  • 主な仕事:日常点検と定期点検、故障時の原因調べと部品交換
  • 改善の例:点検表を見直して、点検の抜けを減らした(会社の記録で確かめられる範囲で)

面接では、こんなやり取りになることがあります。

「機械保全技能士は、どの作業で取ったんですか?」
「電気系保全作業です。実技でシーケンス回路の配線を練習したので、制御盤の配線も読めます」

資格の勉強で身についたことを、仕事の場面につなげて話せると強いですよね。

立場ごとに、資格の見せ方を変える

同じ機械保全技能士でも、応募する人の立場で伝えたいことは変わります。自分に近い行を見てみてください。

立場資格欄で伝わること職務経歴書や面接で足したいこと
学生・新卒保全の基礎を学んでいる実習で触った機械や、配線の練習をした経験
保全の経験者等級と作業で専門が分かる担当した設備、点検や修理の中身、改善の例
製造オペレーターから保全へ保全の知識を自分で身につけた日常点検や設備の小さな不具合に気づいた経験
未経験から保全へ仕事に向けて準備している資格の勉強で分かったことと、入社後に学びたいこと

例えば製造ラインで働きながら3級を取った方なら、「設備の音の変化に気づいて保全の担当に知らせていた」といった経験が、資格の裏づけになります。数字で書ける実績は、会社の記録で確かめられるものだけにしておくと面接でも安心です。

求人票で資格がどう扱われているかを見る

資格を活かせる職場かどうかは、求人票の書き方で見えてきます。JIPMの案内でも、企業・団体によっては受検料の補助や合格報奨金、資格手当が受けられるとされています。

求人票の項目見るところ確かめ方
応募資格・歓迎条件機械保全技能士の等級や作業が書かれているか自分の等級と作業が合うかを見る
手当資格手当・技能手当の有無対象の資格と等級を面接で聞く
教育・研修資格取得の支援、受検料の補助上の級を目指せる環境かを見る
仕事内容担当する設備、機械系か電気系か自分の作業と合っているかを見る
勤務体制日勤のみか交替勤務か生活に合うかを確かめる
機械保全技能士の資格が求人票でどう扱われているかを、応募資格・手当・支援・仕事内容・勤務体制の項目ごとに確かめる図解

手当や補助は会社によって違うので、就業規則や求人票、面接で確かめておきましょう。求人票の見方は機械保全技能士の求人の探し方、転職の進め方は機械保全技能士の転職で詳しく紹介しています。

よくある相談:履歴書の書き方で聞かれること

ここでの結論

知恵袋では「機械保全や機械検査を履歴書に書く時の正式名称は?」「3級は資格欄に書いていい?」「英語の履歴書ではどう書く?」という相談をよく見かけます。

相談1:機械保全を履歴書に書く時の正式名称は?

答え:「2級機械保全技能士(機械系保全作業)」のように、等級、職種、作業の順で書きます。試験の名前で書くなら「技能検定 2級機械保全(機械系保全作業) 合格」でも伝わります。

ほかの技能士を持っている方も、同じ並びで書けば揃って見えますよ。

相談2:3級は特に何かできる資格ではないけど、書いていい?

答え:書いてかまいません。保全の仕事は、資格がなくても入れる職場が多いからこそ、基礎を自分で学んだ証になります。

『書くほどの物じゃない』と遠慮する方も多いはずです。特に保全の仕事に応募するなら、3級でも書いておく方が、応募先に意欲が伝わります。

相談3:英語の履歴書ではどう書く?

答え:JIPMは英文表記を示しています。例えば2級なら「2nd grade Certified Skilled Worker of Machine maintenance」です。作業名を足したい時は、日本語の作業名を添えるか、応募先に確かめると安心です。

履歴書が書けたら、次は応募先選びです。今の職場で上の級や別の作業を目指すのも良い選択ですし、資格を活かせる職場を探したい方や、資格手当・取得支援のある会社を比べたい方は、メーカーの保全求人を見比べると選択肢が広がりますよ。メーカーの保全の仕事はメーカーの設備保全職とはで紹介しています。

メーカー専門の転職エージェント(PR)

資格を活かせる職場を探すなら、メーカーの保全求人も比べてみる

扱う設備の種類や勤務体制、資格手当・資格取得の支援は、工場や会社によって大きく違います。メーカー専門の転職エージェントで設備保全の求人を見比べて、今の自分に合う働き方を確かめてみてください。

無料メーカーの保全求人を見てみる

求人の条件・待遇は各求人票と紹介会社の案内でご確認ください。

よくある質問

機械保全技能士の正式名称は何ですか?

合格した人の呼び名は「機械保全技能士」、試験の名前は「機械保全技能検定」です。履歴書では「2級機械保全技能士(電気系保全作業)」のように等級と作業名を添えて書きます。

作業名は書かないといけませんか?

JIPMの表記例では作業名は省略できるとされています。ただ、機械系か電気系かで得意な仕事が伝わるので、履歴書では入れておくのがおすすめです。

学科だけ合格している時は履歴書に書けますか?

技能士としては書けません。職業能力開発促進法では合格していない等級を表示してはいけないので、本人希望欄や面接で勉強中であることを伝えましょう。

取得年月が分からない時はどうすればいいですか?

合格証書で確かめるのが確実です。なくした時は、JIPMに再交付や合格証明書の発行を相談できます。

まとめ

この記事の要点
  • 正式な表記は「等級+機械保全技能士+作業名」の順
  • 資格欄は等級・職種・作業名・取得年月の4つで考える
  • 技能士の名前なら「取得」、技能検定の名前なら「合格」
  • 一部合格は資格欄に書かず、勉強中として伝える
  • 職務経歴書では設備と仕事の中身を添え、求人票で資格の扱いを見る

資格の全体像は機械保全技能士とはでまとめています。

機械保全技能士ドットコム

機械保全技能士ドットコム 編集部

機械保全技能士の等級・作業区分・受検資格・試験日程から、過去問や実技の対策、設備保全の仕事・年収・転職の考え方までを、受検する人と保全の仕事をする人が自分で判断できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次