機械保全技能士の試験会場|どこで受ける?決まり方と当日の準備

機械保全技能士の試験会場の決まり方と当日の持ち物を紹介する記事のアイキャッチ。書類と工具が置かれた作業台

当サイトの記事は編集部が法令や厚生労働省などの公的機関、試験を実施する指定試験機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内にメーカー・工場の転職サービスへの案内(広告)を含みます。

『機械保全技能士の試験会場ってどこ?家から近い所で受けられるの?』と気になっている方も多いはずです。初めて受ける時は、当日の持ち物まで不安になりますよね。

結論から言うと、試験会場は自分では選べず、申請の時に選んだ受検地区をもとに決まって、受検票で知らされます。会場は47都道府県に1か所を目安に置かれます。

この記事では、会場が決まるまでの流れと、作業ごとに違う当日の持ち物をお伝えしますね。

目次

機械保全技能士の試験会場はどこ?決まり方の基本

先に結論

JIPMの2026年度の実施公示では、試験会場は「47都道府県に1個所を目安に、受検申請者数に応じて設置」するとされています。場所は県庁所在地か、地理的・交通の便を考えた所です。

機械保全技能検定を行っているのは、厚生労働大臣の指定試験機関である日本プラントメンテナンス協会(JIPM)です。全国で同じ日に試験を行うため、各地に会場を置いています。

会場の数や場所は、その地区で何人が申し込んだかで変わります。企業や学校の中に会場が置かれることもあるんです。

項目JIPMの案内
会場の数47都道府県に1か所が目安(受検申請者数に応じて設置)
会場の場所県庁所在地か、地理的・交通の便を考えた地
企業・学校の会場設置できる
自分で選べるもの受検地区だけ(会場と日程は選べない)
駐車場会場の専用駐車場はない

2026年度の試験会場はどうやって調べる?

機械保全技能士の試験会場を2026年度の分で調べたい時は、JIPMの公式サイトの試験概要のページを見てみてください。実施地区が、等級・作業ごとにPDFで公表されています。

ただし、このPDFは予定なので、変わることがあります。最終的な会場は、受検票で確かめるのが確実です。

2025年度や過去の会場は参考になる?

『去年の会場と同じかな』と2025年度や過去の会場を調べる方もいますよね。会場は受検申請者数に応じて置かれるので、年度によって変わることがあります。

過去の会場は、通いやすさのだいたいの目安くらいに考えておきましょう。この記事では個別の会場名は載せず、決まり方と確かめ方だけを紹介しています。

試験の全体像から知りたい方へ

等級や作業、試験の形を先に知りたい方は、機械保全技能士とは?資格の内容・等級・取り方でまとめています。

会場が決まるまでの流れ|申請時・受検票・当日

ここでの結論

会場が決まる流れは「申請時に受検地区を選ぶ」「受検票で会場と日程を知る」「当日は会場に集合する」の3段階です。自分で手を動かせるのは、申請時の受検地区の選択だけです。

試験会場は、申し込んだ瞬間に分かるわけではありません。時間の流れにそって、何がいつ決まるのかを並べてみますね。

時期起きること自分でやること
申請時受検地区を選ぶ試験日にいる場所で、通いやすい地区を選ぶ
申請後地区ごとの実施予定がPDFで公表される公式サイトで予定を見ておく
受検票の時期受検票で会場と日程が知らされるマイページから受検票をダウンロードして印刷する
試験の前会場までの行き方を決める電車やバスの時間と、歩く道順を調べる
当日会場に集合する受検票と持ち物を持って、集合時刻までに着く
機械保全技能士の試験会場が決まるまでを、申請時・受検票・当日の3段階で示した図解

申請時:受検地区は試験日にいる場所で選ぶ

JIPMのよくあるQ&Aでは、受検地区は申請の時に選べるとされています。ただ、申請した後に受検地を変えることはできません。

例えば、職場の近くと実家の近くで迷っている場合は、試験日にどこにいるかで考えてみてください。1月に試験がある等級では、年始の予定とも合わせておきたいですね。

申し込みの手順は、機械保全技能士の申し込み方法と受検料で紹介しています。

受検票:会場と日程はここで分かる

受検票は郵送されず、マイページからダウンロードしてA4の片面に印刷します。写真を貼る必要はありません。

電気系保全作業の実技は、期間の中から事務局が日を決めて、受検票で知らせる仕組みです。学科とは別の日になるので、受検票の日付と会場をよく見ておきましょう。

よくある失敗

受検票を印刷したまま、会場の場所を確かめずに当日を迎えてしまうことがあります。会場には専用の駐車場がないので、車で行けると思っていると慌てることになります。

当日の持ち物チェック|機械保全の持ち物は作業で変わる

ここでの結論

どの作業でも受検票はいります。そのうえで、電気系保全作業の実技は工具やPLCを持っていく必要があり、電卓を使える試験も決まっています。自分の等級と作業の欄だけを見て準備しましょう。

『何を持っていけばいいか分からない』と不安になる方も多いですよね。JIPMの案内に出ている持ち物を、作業ごとにまとめてみます。

全員が持っていくもの

全員の持ち物
  • 受検票(マイページからダウンロードし、A4の片面に印刷したもの)
  • 受検票や受検案内に書かれている筆記用具などの持ち物
  • 会場までの行き方のメモ(専用の駐車場はない)

作業・試験ごとの持ち物

試験持っていくもの・決まり
学科(全等級)電卓は使えない
機械系保全作業の実技電卓は使えない
設備診断作業の実技四則演算などの標準の機能の電卓は使える
特級の実技四則演算などの標準の機能の電卓は使える
3級 電気系保全作業の実技2番の十字ねじ回し、ニッパ、ワイヤストリッパ、ラチェット付き裸圧着端子用圧着ペンチ、回路計
1・2級 電気系保全作業の実技PLC(プログラマブルコントローラ)とプログラミングツール(パソコン)
機械保全技能士の試験当日の持ち物を、作業と試験ごとにまとめた図解

関数電卓や、プログラム機能が付いた電卓は使えません。電卓を使える試験でも、標準の機能だけのものを用意しておきましょう。

電気系保全作業の実技で使う試験用の盤(表示ランプ、押しボタンスイッチ、リレー、タイマなど)と、支給材料の電線や圧着端子は、会場で準備されます。電気系の実技の準備は、電気系保全作業の実技対策もあわせて読んでみてください。

試験問題は持ち帰れる

JIPMの試験要項では、学科・実技とも、試験問題は試験が終わった後に持ち帰れます。自分の解答を問題用紙にも書いておくと、後で正解と照らし合わせられます。

当日の会場で迷わないために|集合時刻と過ごし方

ここでの結論

集合時刻は、学科が11:00、3級の機械系保全作業の実技が13:15、3級以外の機械系保全作業・設備診断作業の実技が14:15です。電気系保全作業の実技は受検票で確かめます。

会場に着いてから慌てないように、集合時刻と、集合から終わるまでの目安を押さえておきましょう。JIPMのよくあるQ&Aの案内をまとめると、次のとおりです。

試験集合時刻集合から終わるまでの目安
学科(特級)11:00約140分
学科(1・2級)11:00約120分
学科(3級)11:00約80分
3級 機械系保全作業の実技13:15約90分
3級以外の機械系保全作業・設備診断作業の実技14:15特級の実技は約170分
電気系保全作業の実技受検票で確認150〜180分程度(案内による)

学科と実技を同じ日に受ける場合は、学科の後に昼の時間をはさんで実技に向かいます。会場の近くでお昼をどうするかも、前もって考えておくと安心ですね。

前日と当日の朝にやっておくこと

『当日の朝、何か忘れていそうで落ち着かない』という方もいますよね。前日と当日の朝に見ておくことを、順番に並べておきます。

前日から会場に着くまで
  1. 受検票の会場名・日付・集合時刻をもう一度読む
  2. 作業ごとの持ち物を袋にまとめる
  3. 電車やバスの時刻と、駅から会場までの道順を調べる
  4. 当日は集合時刻より早めに着くよう家を出る
  5. 会場に着いたら、受検票を出しやすい所に入れておく

電気系保全作業の実技で工具を持っていく方は、前日に工具が動くか確かめておくと安心です。「圧着ペンチのラチェットがきちんと戻るかな」「回路計の電池は切れていないかな」と、手に取って見ておきましょう。

配慮が必要な方は申請後に連絡

JIPMの試験要項では、障がいのある方への配慮として、アナウンスの見える化、問題・解答用紙の拡大、付添者の入室、座席の配慮、車椅子での受検、駐車場の確保などが案内されています。希望する時は、申請した後に受検サポートセンターへ連絡します。

試験が終わったら

試験が終わったら、持ち帰った問題用紙で自己採点をする方もいます。合格発表の日と確かめ方は、機械保全技能士の合格発表はいつ?でまとめています。

よくある相談|試験会場と当日のこと

ここでの結論

会場の相談で多いのは「会社で初めて受けるので情報がない」「電卓は持ち込めるか」「会場がまだ分からない」の3つです。どれも、受検票と公式の案内を見れば答えが見つかります。

ネットの質問サイトで閲覧の多い相談を、要約して答えていきますね。

相談1:会社で初めて受けるので、当日の様子が分からない

設備診断作業の2級を受ける予定で、会社に受けた人がいないため情報がない、という相談です。『誰にも聞けない』と心細くなりますよね。

設備診断作業の実技は、写真や模型などを見て判断する「判断等試験」で、2級は8課題・80分です。電卓は標準の機能のものなら使えるので、忘れずに持っていきましょう。

2級の学科は、作業にかかわらず真偽法25問と四肢択一式25問を100分で解きます。学科と実技を同じ日に受けるなら、午前に学科、午後に実技という流れになるので、1日の時間割を受検票で確かめておくと気持ちが落ち着きますよ。

相談2:プログラム機能付きの電卓は持ち込める?

実技試験に、プログラム機能付きの電卓を持ち込めるかという相談です。結論から言うと、使えません。

JIPMの案内では、電卓を使えるのは設備診断作業と特級の実技だけで、四則演算などの標準の機能のものに限られます。関数電卓も使えないので、「家にある電卓でいいや」と思わずに、機能を確かめておきましょう。

相談3:試験が近いのに、会場がまだ分からない

1級を受ける予定なのに、会場がまだ分からず不安だという相談です。会場は、実施地区の予定がPDFで出た後、受検票で知らされます。

受検票はマイページからダウンロードするので、届くのを待っていても郵便では来ません。マイページをこまめに見ておくのがおすすめです。

会場に通いながら考えたいこと

試験会場に向かう日は、同じように保全の仕事をしている人がたくさん集まります。『ほかの工場ではどんな働き方をしているんだろう』と気になる方もいるかもしれません。

今の職場で上の級を目指すのも、大切な道です。そのうえで、資格を活かせる職場や、勤務体制の違う工場を見てみたい方は、メーカーの保全求人を見比べてみると選択肢が広がりますよ。

メーカー専門の転職エージェント(PR)

資格を活かせる職場を探すなら、メーカーの保全求人も比べてみる

扱う設備の種類や勤務体制、資格手当・資格取得の支援は、工場や会社によって大きく違います。メーカー専門の転職エージェントで設備保全の求人を見比べて、今の自分に合う働き方を確かめてみてください。

無料メーカーの保全求人を見てみる

求人の条件・待遇は各求人票と紹介会社の案内でご確認ください。

よくある質問

機械保全技能士の試験会場は自分で選べますか?

選べません。申請の時に受検地区を選び、会場と日程は受検票で知らされます。

試験会場に車で行けますか?

JIPMのよくあるQ&Aでは、会場の専用の駐車場はないとされています。電車やバスなどで行けるよう調べておきましょう。

機械保全の試験会場に電卓を持っていってもいいですか?

学科と機械系保全作業の実技では使えません。設備診断作業と特級の実技だけ、標準の機能の電卓を使えます。

受検票は郵送されますか?

郵送されません。マイページからダウンロードして、A4の片面に印刷して持っていきます。

電気系の実技の会場は、学科と同じ場所ですか?

電気系保全作業の実技は、学科とは別の日程で行われ、日と会場は受検票で知らされます。学科と同じ会場だと思い込まず、受検票の会場名をそれぞれ確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 試験会場は47都道府県に1か所を目安に、受検申請者数に応じて置かれる
  • 自分で選べるのは受検地区だけで、会場と日程は受検票で知らされる
  • 受検票はマイページからダウンロードし、A4の片面に印刷して持っていく
  • 電気系保全作業の実技は工具やPLCを持参し、電卓は設備診断作業と特級の実技だけ使える
  • 会場に専用の駐車場はないので、行き方を前もって調べておく
機械保全技能士ドットコム

機械保全技能士ドットコム 編集部

機械保全技能士の等級・作業区分・受検資格・試験日程から、過去問や実技の対策、設備保全の仕事・年収・転職の考え方までを、受検する人と保全の仕事をする人が自分で判断できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次