機械保全技能士の問題アプリの使い方|無料で続けるコツと限界

機械保全技能士の問題アプリの使い方を紹介する記事のアイキャッチ。休憩中にスマートフォンで問題を解く手元

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『仕事が忙しくて、机に向かう時間がなかなか取れない』という方も多いはずです。休憩中や通勤中にスマートフォンで勉強できたら助かりますよね。

結論から言うと、機械保全技能士のアプリは、学科の問題に慣れる道具として無料でも十分に役立ちます。ただし、実技や「なぜその答えになるか」はアプリだけでは補いにくいので、紙の過去問やテキストと組み合わせるのがコツです。

この記事では、場面ごとの使い分け方と、アプリの限界をお伝えしますね。

目次

機械保全技能士のアプリでできること

先に結論

問題アプリは、学科の問題を短い時間でくり返し解くのに向いています。試験を行う日本プラントメンテナンス協会(JIPM)は教材を出していないので、アプリは公式の過去問と見比べながら使いましょう。

JIPMは、テキストの発行や対策講座を行っていないとしています。スマートフォンの機械保全アプリを選ぶ時は、どこが作っているものかを確かめておきましょう。

一方で、JIPMの公式サイトでは過去に実施した試験の問題と正解が無料で公開されています。アプリはその「公式の問題を、スマートフォンで解きやすくした道具」くらいに考えておくと、うまく付き合えます。

アプリが向いていること・向いていないこと

アプリに向いていることアプリだけでは足りないこと
学科の問題を短い時間でくり返し解く正解の理由を図や仕組みからじっくり学ぶ
間違えた問題だけを集めて解き直す実技の部品の見分けや配線の練習
通勤中や休憩中にすぐ始められる本番と同じ時間で通して解く練習
解いた数が見えて続けやすい最新の年度の出題に合っているかの確認

学科の形は等級で違い、3級は真偽法30問、1級と2級は真偽法25問と四肢択一式25問です。アプリを選ぶ時は、自分の級の形の問題が入っているかを見ておきましょう。

資格の全体像は機械保全技能士とは?資格の内容・等級・取り方でまとめています。

機械保全技能士のアプリは無料でどこまで使える?

ここでの結論

無料の範囲でも、学科の問題に慣れる目的なら十分に使えることが多いです。足りない部分は、無料で見られる公式の過去問と、手元のテキストで補えます。

『無料のアプリで本当に大丈夫なの?』と気になりますよね。実は、アプリにお金をかける前に、無料でそろうものがけっこうあるんです。

無料でそろうもの中身使い道
公式の過去の試験問題過去に実施した3年分(試験要項では3回分)の問題と正解本番の形を知る、仕上げに解く
試験科目及びその範囲並びにその細目等級ごとの科目と、その中身の一覧どこを勉強すればいいかの地図
電気系保全作業の実技試験問題事前に公式サイトに掲載される課題実技の練習の目標
無料の問題アプリ学科の問題をくり返し解けるすき間時間の練習

無料のアプリには、広告が表示されるものや、一部の問題だけ無料のものもあります。まずは無料の範囲で数日使ってみて、続けられそうか試してみてください。

有料の機能を考えるのは後でいい

解説を足したい、問題の数を増やしたいと感じた時が、有料の機能やテキストを考えるタイミングです。最初から全部そろえなくても、勉強はちゃんと始められますよ。

アプリを3つの場面で使い分ける

ここでの結論

アプリは「すき間時間」「苦手の洗い出し」「直前の確認」の3つの場面で使い方を変えると、ただ解くだけより効果が出やすくなります。場面ごとに、紙の過去問やテキストとの役割分担も変わります。

アプリを開くと、つい最初の問題から順に解いてしまいがちですよね。ここでは、使う場面を3つに分けて考えてみます。

機械保全技能士の問題アプリを、すき間時間・苦手の洗い出し・直前の確認の3つの場面で使い分ける図解
場面アプリの使い方紙の過去問・テキストの役割
すき間時間休憩中や通勤中に数問ずつ解く夜に机で、間違えた所の理由をテキストで調べる
苦手の洗い出し科目ごとに解いて、正解が少ない科目を見つける苦手な科目の章をテキストで読み直す
直前の確認間違えた問題だけをくり返し解き直す公式の過去問を時間を計って通しで解く

すき間時間:まずは毎日開く習慣づくり

すき間時間に使う時は、たくさん解くより「毎日開く」ことを目標にしてみてください。休憩のたびに数問でも、続けると問題の言い回しに慣れてきます。

例えば、昼休みに機械一般を数問、帰りの電車で電気一般を数問、という使い方です。

「昼休みに少し解くだけでも意味がありますか?」
「ありますよ。毎日開いていると、問題の言い回しに慣れてきます。」

苦手の洗い出し:科目ごとに解く

アプリで科目を選べる場合は、科目ごとに解いて正解が少ない科目を見つけましょう。3級の学科なら、機械一般・電気一般・機械保全法一般・材料一般・安全衛生と、選択科目に分かれています。

苦手な科目が分かったら、そこから先はテキストの出番です。アプリで弱い所を見つけ、テキストで理由を学ぶ、という流れにすると無駄がありません。

直前の確認:間違えた問題だけを回す

試験が近づいたら、間違えた問題を集めて解き直す機能が役に立ちます。ただ、本番は時間を計って通しで解く形なので、仕上げには公式の過去問を紙で解いておきましょう。

立場ごとの使い方の例

同じアプリでも、受ける級や毎日の過ごし方で使い方は変わります。自分に近い立場を探してみてください。

立場アプリを使いやすい時間使い方のコツ
3級を受ける学生通学中や休み時間真偽法の問題を毎日少しずつ解き、授業で習った所と結びつける
働きながら2級を目指す方昼休みや帰りの電車共通科目を科目ごとに回し、選択科目は週末にテキストと一緒に進める
1級を目指す保全担当交代勤務の前後や待ち時間2級の問題で基礎を確かめ、1級の過去問で深さの違いを見る

交代勤務の方は、勤務の前後で集中しやすい時間が日によって変わりますよね。『毎日この時間に』と決めるより、「アプリを開いたら1科目だけ解く」と決めておくと続けやすくなります。

紙の過去問・テキストとの組み合わせ方

ここでの結論

アプリは「解く量」を増やす道具、紙の過去問は「本番の形」に慣れる道具、テキストは「理由」を学ぶ道具です。3つを1週間の中で組み合わせると、続けやすく力もつきやすくなります。

「アプリだけで受かりますか?」
「学科の練習にはなりますが、理由を学ぶ時間と、時間を計って解く練習も入れておくと安心ですよ。」

こんなやりとりはよくあります。アプリを軸にした1週間の流れを、手順にしてみました。

アプリを軸にした1週間の回し方
  1. 週のはじめに、公式の過去問を1回分見て出題の形をつかむ
  2. 平日のすき間時間に、アプリで科目ごとに数問ずつ解く
  3. 間違えた問題は、その日のうちにテキストで理由を確かめる
  4. 週末に、間違えた問題だけをアプリで解き直す
  5. 試験が近づいたら、公式の過去問を時間を計って紙で解く
平日はアプリですき間時間に解き、週末と直前は紙の過去問で仕上げる1週間の流れ

テキストの選び方は機械保全技能士のテキスト・参考書の選び方、勉強全体の計画は機械保全技能士の勉強方法で詳しく紹介しています。

無料アプリの限界と、使う時の注意

ここでの結論

アプリは便利ですが、実技の練習・正解の理由・最新の出題への対応は、アプリだけでは補いきれません。限界を知ったうえで、足りない所を別の教材で埋めましょう。

『アプリで全部すませたい』という気持ちは分かります。ただ、試験の中にはアプリが苦手な部分もあるんです。

アプリだけに頼った時のよくある失敗

アプリの問題は全部解けるのに、本番では見たことのない言い回しで迷ってしまうことがあります。答えの番号だけを覚えず、なぜその答えになるかをテキストで確かめておきましょう。

実技はアプリでは練習しにくい

機械系と設備診断の実技は、写真や模型などを見て判断する判断等試験です。その写真や図版などの資料は「検定秘」のため公表されていません。

電気系の実技は、試験用の盤に実際に配線などをする製作等作業試験です。こちらは事前に公開される問題をもとに、工具や盤を使って手を動かす練習が必要になります。

使う前に確かめておきたいこと

機械保全アプリを使う前のチェック
  • 自分の級の出題の形(真偽法・四肢択一式など)の問題が入っているか見る
  • 自分の作業(機械系・電気系・設備診断)の選択科目があるか確かめる
  • 解説が付いているか、正解だけかを見る
  • 間違えた問題を集めて解き直せるか確かめる
  • 問題の内容を公式の過去問と見比べて、食い違いがないか見る

アプリで迷う問題が出てきたら、公式の過去問の正解と照らし合わせてみてください。

学ぶ環境から職場を考える選択肢も

すき間時間の工夫には限界があって、『そもそも勉強の時間が取れない働き方だ』と感じる方もいるかもしれません。そんな時は、資格の取得を支援してくれる会社や、勤務体制の違う職場を見比べてみるのも一つの方法です。

今の職場で工夫を続けるのも、もちろん正しい選択です。そのうえで、資格を活かせるメーカーの保全求人を一度見てみると、働き方の選択肢が広がりますよ。

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機械保全アプリについてよくある相談

ここでの結論

相談で多いのは「1級のアプリが見つからない」「実技はアプリがない」の2つです。どちらも、公式の過去問とテキストを持ち歩ける形にすると、すき間時間でも続けられます。

ネットの質問サイトでよく見かける相談から、いくつか要約して答えますね。

相談1「1級の実技は学科と違ってアプリがない。休憩時間にどう勉強すればいい?」

1級の実技に向けて、すき間時間の使い方に悩んでいるという相談です。

実技の写真や図版は公表されていないので、アプリで同じ形を練習するのは難しいんです。休憩時間には、機械の主要な部品に出やすい欠陥の名前や、潤滑剤の種類といった知識を、自分で作ったメモで見直すのがおすすめです。

1級の機械系の範囲には、保全計画の作成や欠陥の発見、潤滑剤の判別などが含まれています。職場で実物を見た時に、メモの内容と結びつけてみてください。

相談2「1級と2級の学科は全然違う?1級のアプリが見つからない」

1級のアプリがなく、2級のアプリで代わりになるかという相談です。

1級と2級の学科は、科目も出題の形も同じです。違うのは求められる程度で、2級は「中級」、1級は「上級」の技能者が通常有すべき程度とされています。

2級のアプリで基礎を固めるのは、1級の準備としても役に立ちます。そのうえで、1級の公式の過去問を紙で解いて、深さの違いを確かめておきましょう。

相談3「2級の学科の過去問を解説しているアプリや動画はない?」

公式の過去問には正解は載っていても、解説がありません。アプリや動画で解説を探す方は多いです。

解説付きのアプリや動画は便利ですが、内容が正しいかは自分で確かめる必要があります。迷った時は、テキストの説明と照らし合わせて理由を確かめてみてください。

過去問の使い方は機械保全技能士の過去問はどこで見る?でも詳しく紹介しています。

よくある質問

機械保全技能士の公式アプリはありますか?

試験を行うJIPMは、テキストの発行や対策講座を行っていないとしています。公式サイトでは過去の試験問題と正解が公開されているので、アプリと見比べながら使いましょう。

無料のアプリだけで合格できますか?

学科の練習には役立ちますが、正解の理由を学ぶテキストと、時間を計って解く公式の過去問も組み合わせるのがおすすめです。実技はアプリでは練習しにくいので、別に準備しましょう。

3級でもアプリは使えますか?

使えます。3級の学科は真偽法30問なので、すき間時間に正誤を判断する練習を重ねるのに向いています。

アプリは1日にどれくらい使えばいいですか?

決まった目安はないので、まずは毎日開くことを目標にしてみてください。数問でも続けると、問題の言い回しに慣れてきます。

アプリで実技の練習はできますか?

難しいです。機械系と設備診断の実技の資料は公表されておらず、電気系は実際に配線する作業試験なので、実物や練習道具を使った準備が必要です。

まとめ

この記事の要点
  • JIPMは教材を出していないので、アプリは公式の過去問と見比べて使う
  • 無料の範囲でも、学科の問題に慣れる目的なら十分に役立つ
  • すき間時間・苦手の洗い出し・直前の確認の3つの場面で使い方を変える
  • 正解の理由はテキスト、本番の形は紙の過去問で補う
  • 実技はアプリでは練習しにくいので、実物や練習道具で準備する
機械保全技能士ドットコム

機械保全技能士ドットコム 編集部

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